概要 #
AIカテゴリの「異常検知AI自動作成」アプリは指定期間の工程データを使用して、異常検知に使うAIモデルを工具や工程毎に自動で作成します。AI異常検知で個別に設定必要であったパラメータの設定を自動化したものです。事前準備や注意点等はAI異常検知と同様です。
対象工程等の決定 #
対象としたい設備等をあらかじめ決めておいてください。また、対象設備/対象工程にはPADを設置してデータ取得済みである必要があります。
対象設備: 対象設備を決定(要KOM-MICS用端末設置)
対象工程: 対象工程を決定
対象工具: 対象工具を決定
対象行: NCプログラムのどの行の加工を対象とするか決定
対象データ: OKデータとNGデータがどれであるか 現場の記録を収集
対象設備のエッジ端末の設定 #
対象設備の AI を使って異常通知を行う場合は、以下の制限があります。 Windows8 モデル等をお使いの場合は、別の端末に変更が必要 です。
異常検知AI使用可能エッジ端末:
1、 Panasonic FZ G1 Windows10 モデル
2、 Lenovo Nano IoT + Intel neural compute stick2
3, NEXCOM Neu-X100 + Intel neural compute stick2
使用手順 #
対象の選定と自動モデル作成 #
「AI」カテゴリーの「異常検知AI自動作成」アプリをクリック
手順に従って、対象設備や対象工程、工具を選択していきます。
①対象設備を選択
②「OK」
③異常検知AI自動作成を「有効」にします
④学習の対象にする期間を設定してください
⑤AI学習の対象とするデータ項目を選択してください
⑥対象とする工具を選択してください
⑦刃先変更機関によるデータの絞り込みの有無を選択してください
工具寿命モニタで刃先の摩耗管理をしている場合、刃先変更直後と交換直前のデータを抜いて学習することが出来ます(同一刃先使用期間の20~80%のみ学習に使用)
⑧対象の稼働状態を「加工」のみとするか「加工と早送り」とするか選択してください
⑨正規化パラメータを選択してください。変更不要です。
⑩データの学習用と推論用の比率を設定してください。特に理由がなければ変更不要です。
⑪次へをクリックしてください
⑫設定をサーバに送信をクリック
⑬OK
以上で対象設備のAIモデルを自動で作成します。(対象設備にもよりますが数時間かかります。サーバ側で自動で作成しますので、Kom-micsは閉じてもらって大丈夫です)
進捗状況はアプリのトップ画面で確認可能です
作成後は以下のマニュアルを参照ください
AIの精度確認と調整 #
異常検知AI結果 を参照
KOM-MICS用端末への異常検知AIの搭載 #
KOM-MICS用端末への異常検知AIの搭載 を参照ください
KOM-MICS用端末(PAD等)の設定 #
KOM-MICS用端末(PAD等)のAI設定 を参照ください