はじめに #
本章では「01_基本操作編」の溶接ロボットにおける続きを記載しています。本章の前に「01_基本操作編」を参照ください。
改善手順 #
概要 #
改善のフローは以下の通りです。まずはKOM-MICSの端末を設置いただく必要があります。ここでは、STEP1~STEP3をKOM-MICS上で実施するための手順を記載します。
手順 | 対応方法 |
STEP 0.Kom-mics端末の設置 | Loggerマニュアルを参照して設置ください |
STEP 1.対象設備/ワークの選定 | 本章で説明します |
STEP 2.現状の把握と目標設定 | 本章で説明します |
STEP 3.改善検討と効果の試算 | 本章で説明します |
STEP 4.対策の準備 | 従来通り実施下さい |
STEP 5.対策トライアル | 従来通り実施下さい |
STEP 6.効果の確認 | 01_基本操作編で見たように工程データで確認ください |
「溶接生産性モニタ」アプリを使った改善対象の決定 #
まず、対象となる設備や工程を「溶接生産性モニタ」アプリを使って特定します。「管理」カテゴリの「溶接生産性モニタ」をクリックします。
対象設備を選択します。
①設備の「選択」をクリック
②対象候補の設備のチェックボックスにチェック(ご担当の範囲を全部選択ください)
③「OK」をクリック
データを表示します。
①「更新」をクリック
集計データ品番(工程)毎に指定期間の集計された①生産実績データ/②生産性指標/③改善ポテンシャルなどが表示されます。指標データは悪いほど赤く、良いほど緑になるようになっています。
期間内で、生産台数の多い品番/生産性指標の悪い品番/ポテンシャルの多い品番などから改善すべき対象品番を選定できます。見たい項目の昇順/降順に並べ替えすることができます。
①ソート列の「選択」ボタンをクリック
②並べ替えたい項目をクリック
③「OK」をクリック
④昇順/降順の並べたい順のチェックボックスにチェック
改善方法1:「アラーム停止履歴」を使ったチョコ停原因把握 #
対象の品番のエラー停止の内訳を確認可能です。
①対象品番の行の「エラー停止回数(期間合計)[回]」若しくは「 エラー停止時間(期間合計)[min]」をダブルクリック
「アラーム履歴」機能が表示されます。
期間 及び 選択した行の設備/ワーク品番/工程名が検索条件として選択された状態です(①)
②「更新」ボタンをクリック
検索条件に合致するアラーム(エラー停止)の内容が表示されます。
グラフ表示の変更をして、頻発するエラーの把握が可能です。
①グラフの「▼」ボタンをクリック、表示したいグラフを選択する